介護福祉

【デイサービス】開業の地域選び

地域選びのポイント

デイサービスを開業する際に、地域選びは非常に重要です。

地域を選ぶポイントはいくつかあります。

  • デイサービスの需要
  • 介護人材の集めやすさ
  • 人脈《最重要!》

それぞれのポイントを押さえたうえで開業する地域を決めることが大切になります。

デイサービスの需要

デイサービスの需要がある地域か、今後も高齢化率が高く維持されていく地域かなどを把握しておきましょう。

5年後の人口比率など、役所が調査して公開しているものもありますので、確認してみるのも良いでしょう。

また、高齢化がすでに進んでいる地域は、既存の介護事業者や新規参入を予定している事業者も多いので、競合の状況もチェックしましょう。

もっとも、最近はデイサービス自体が増加しており、どこで開業しても一定の競合はあります。あまりに距離が近い、コンセプトがかぶるといった点以外は、気にし過ぎなくても良いでしょう。

介護人材の集めやすさ

介護人材を集めやすい場所であることも大切です。

マイカーやバスなどで通勤がしやすい場所など、立地はやはり重要になります。交通の便が悪く、通勤に時間を要すると、スタッフの定着率に影響してしまう場合もあります。

おすすめは人脈のある地域

しかし、事業として魅力がありそうな地域だからというだけでは、上手くいかない場合もあります。

大阪市内でいうと競合がない地域はないと言っても過言ではありません。

上記のような調査も大事かと思いますが、あなたの能力や、人柄を買って事業を応援してくれるような人脈を持つ地域で開設するのをおすすめしています。

特に、ケアマネさんの知り合いがいるなど、利用者を紹介してくれる方がいる地域でスタートすると、最初の利用者集めがスムーズになり、成功する確率が高まります。

ほとんどの方は、開業当時は利用者集めに苦労されます。開業したら「紹介します。」と、言われるケアマネさんを何人知っているかは、開業後の成否を決定するほど重要なことです。

デイサービスなど介護事業を始める方は、生まれ育った地域で役に立ちたいと考えて事業を立ち上げる方も少なくありません。

確かに、地域への貢献や、地域再生などへの思い入れがあることは、1つの重要なポイントになります。

事業を始めるにあたって、地域の方の理解や共感を得ることにもつながり、ご利用者の集客促進にもなるからです。また、地域に思い入れがあることで、もし事業が苦戦した場合でも、踏みとどまって頑張ろう!というモチベーションにもつながります。

ただ、開業地域は開業して利用者のご紹介をいただけそうな地域ということを第一にご検討いただきたいと思っています。

開業前から『利用者の獲得の目途が立っている。立っていない。』では、大きな違いとなりますので、こうした人脈にも重点を置いて、地域選びを行いましょう。

このコラムを監修した税理士

田代 健太郎

クロスト税理士法人 代表社員

近畿税理士会所属、登録番号126849号
税理士法人3社での勤務を経て、2015年に「田代健太郎税理士事務所」を設立。その後2018年に法人化し「クロスト税理士法人」に。
財務・税務調査の専門家として、決算申告業務、経営支援業務、独立・開業支援業務、医業福祉業の経営支援業務などの業務を提供。
法人に対する支援業務にとどまらず、生命保険・金融資産の検討・見直し、不動産運用に関するコンサルティング、
また相続申告、相続対策など、個人に対しても幅広い各種サービスを提供している。

書籍:「税務調査の良い受け方・正しい対応方法」、「会社経営者であれば知っておきたい節税のイロハ」、「創業計画書つくり方・活かし方」、ゼッタイ得する会社のつくり方はじめ方」、「相続の税金と対策」、「歯科医院経営の成功手法がわかる本」他。

クロスト税理士法人 https://crosst-tax.jp/

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